作者綴り「2002年3月〜4月分」

花の季節 (2002/4/23)
花茶の庭は まだ花の季節ではありませんが、北海道もやっと、花の季節が始まりました。
今日、札幌に出ると あちこちのお宅の庭にピンクや黄色の花々がそれこそ華々しく咲き誇っていました。北海道では 桜が咲いて次に梅が咲くと言う順番ですが、今年は本州並の順番のようです。ピンクの桜満開の木の下で、立ち止まってしばし花に見とれている人達の様子が見られました。ライラックも もうすぐ咲くぞとばかりの様子をしていて、レンギョをはじめとしてチューリップやもくれんやら競い合っています。
いっせいに花の季節を迎えた北海道。長かった閉ざされた冬の生活から一変に夏色になって、この感動をどうやって伝えようかと戸惑うくらい気持ちが一杯になった私です。



こぶしの花 (2002/4/18)

お店の西側の窓からお隣の畑が望めます。その畑の真中に「オラが家主」とばかりに頑丈な幹と立派な枝振りでそびえているこぶしの木が一本。夕日が沈む頃には哀愁を称えたような何とも意味合い深い木に見えます。こぶしの花はいつも5月。桜の花と一緒に山里を彩ってくれていますが 今朝、窓から見えるこぶしの木が見事な花で白く輝いていました。春が早いとか、もうそんなセリフを吐きたくないと思ったのですが、何かにつけ「早い春」が飛び出してきて...。  ほんとうに、こぶしの花も咲く早い春が。
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虹色のアイスクリーム (2002/4/17)
この最近、アルコールの入ったアイスクリームに嵌っています。あっ、食べるのでなくて作る方にです。梅酒で作ってみたとき イケルと気を良くしていたのですが、その後、泡盛アイスが意外に美味しく出来て、ちょっと罪なくらいの美味しさ。そんな話から、今日は高知の友人や道内の友人から「やまもも」「すもも」「うめ」「グスベリ」の果物酒が届きました。いっきに思いがけない数の果物酒が目の前に並び、にんまりしています。アルコール分の含有量はともかくとして「やまもも」「ぐすべり」「すもも」は泡盛や梅酒にない色合い、春の虹色アイスが作れそうではありませんか。何だか嬉しいなぁとアイスの完成を待たずに微笑んでいる今夜の私です。食味希望の方は そっと「食べさせて」と耳打ちしてね。



異常ですが... (2002/4/11)
何もかもが異常というのか混乱しているというのか、すべてが「何でも有り」の時代になっているように思います。21世紀というのに戦火の国もあれば平和な暮らしであっても政界は泥沼。我が子を虐待したり、自分本意な思惑で人の命を抹殺したり、悲しい事にそんな世界、世の中になっても、それ程驚く事もなくなり、あぁまたか...で人の心も無感動になっていること。私自身もそう言うニュースを聞いても右から左へと流れていく日々の出来事のひと駒でしか無くなっていることを最近悲しく思います。
気象もまた、異常。黄砂は異常に吹いてくるし、今年の暖冬も異常。こんな年は、春は暖かくても夏は寒いらしい。涼しいだけの夏ならちょっと許せるがこれに雨でも降りつづける夏だったら最悪。農家の人達の口々から今年の夏への期待の声が全く聞けない。スタートしたばかりの農作業だけど、みんなやる気を起こして大地に足を踏ん張っているのに。異常気象をくつがえして「暖冬だったのに こんなに暑い夏は初めてね」という異常気象になって欲しいと祈りにも似た気持ちで春耕の始まった畑を眺めています。



撮りたかった風景 (2002/4/8)
目の覚めるような朝の景色です。たいした財産は持ってない私達夫婦ですが、この風景は何物にも変えがたい財産のひとつ。朝 まず、山並みに目をやり今日は良い顔しているかな?と眺めるのが私の習慣。さすが黄砂の頃は気に入った顔をしていませんでしたが、この数日は目の覚めるような姿で毅然とそびえている山並みが見えます。この景色を全国に発信したくてライブカメラを設置したのですが、技術的に私の腕ではライブ出来てない様に思われます。思いきって購入したこのカメラは持ち主の腕前をそっちのけに見事に景色をとらえてくれました。こんな、素敵な景色につつまれて花茶も私達家族も暮らしています。 (クリックすると大きな画像が開きます。→)



屋根より高く (2002/4/2)

春の陽気に誘われてカルシュウム補給の散歩に出かけました。毎年 春には我が家の沢へザゼン草や福寿草を探しに入っていますが ふと思うとこの習慣は30年近い慣例になっていると思ったのでした。今年も、いつも沢のいつもの場所にザゼン草が芽を出していました。傍に福寿草が可憐に咲いて春の陽を賛歌しているよう。やっぱり、春はいいですね。沢から飛び出して田舎道を歩いているとまるで五月晴れを思わせる4月の空に元気よく「こいのぼり」が泳いでいました。新前のカメラマンのおばちゃんは さっそくシャッターを切ったのですが腕前はいかがでしょうか。
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それぞれにさくら (2002/3/29)
毎朝のテレビの画面から今、満開の桜の便りが届けられてますね。店内では 先日まで咲き誇っていた「さくら」があっけなく散ってしまって寂しくなった壷が鎮座しています。庭の桜の木は 心なしか芽が膨らんできているように感じるのですが、桜が開花する春はまだまだですね。
今朝ニュースの中で「それぞれに 想いがめぐる桜かな」と詠んでいました。本当にどうして桜はこんなに人の心の中に入って来るのでしょう。春の人生の出発や別れの季節に咲き、散る花だからでしょうか。淡いピンクが人の心をとらえるからでしょうか。私の中にも満開の桜は幼き頃といっしょに浮かんでくるのです。
さくら前線が北海道の最北端へ到着するまでテレビの画面の中から私も色んな想いをめぐらしながら桜を愛らしく眺めていたいと思いました。



春かすみ (2002/3/23)

先日より空の色?いいえ大気の色が すっかり変わっています。春特有の「花曇り」の空になった、暖かくなってきたんだぁと喜んでいました。でも、なんとなく様子が違うことにだんだんと気がついてきました。これは花曇りじゃない、春のかすみの空はこんなんじゃない.....窓から眺めるお客様の車の屋根も異様によごれています。。火山噴火?いやいや違う。そういえば去年、黄砂が流れてこんな空があったと思い出しました。今日もみごとに砂をかぶった車ばかりです。私の愛車もそのうち砂をかぶってすっかり化粧が無くなった感じ。春の湿ったあのどんよりとした霞みの空が やけに恋しく思われます。
さて、開店した店内は妹想いの里の兄から今年も「さくら」が届きました。アイスクリームもほんのりピンクで「さくら」アイスが登場していますよ。桜前線は いっきに北上中で、東京も満開とか。この分だと北海道へも4月下旬には到着しそうですね。



ありがとう (2002/3/21)
数日トラブルの連続のホームページでした。更新が出来ない、ライブカメラの画像が半分しか出ない、あっちこっち触ってみても原因不明。私の能力では対処できない事態、しかも お店はオープンが迫りバタついている最中の出来事でした。昨日、飛んで来てくれた友人が「きっと、容量不足だよ」とのこと。今日は今日で、別の友人が来てくれて応急処置を施してくれました。何て有り難いでしょう。
いつも、いつも私はこのパターン。いつも、いつもこうやって助けられて、支えられてパソコン人生を歩んでいます。ホームページが継続できるのも、あっちこっちの友人やお客様に助けられ、支えられ、励まされているから。この場をかりて「みんな ありがとう!」 あなた、あなたへの感謝です。
今日は お店もオープンしました。アイスクリーム日和というお天気では無くて、強風おまけに夕方から雨のセレモニーでしたが 多くのお客様が足を運んで下さいました。花茶を忘れないでいてくれたお客様へ 「ありがとう御座います。美味しいアイスクリームを作ります。今年も よろしくお付き合いください」 美恵でした。



ふきのとう (2002/3/15)
確かに早い春を感じながら”ふきのとう”を探して山へ侵入してみた。いつも走る国道沿いにやわらかい若草色のふきのとうを見つけていたので、家の山にもきっと出ていると気になってしょうがなかった。雪解けの小川の流れの音が何とも気持ちよい。南国から嫁いできたばかりの頃、春が待ちどうししくて、緑の野菜が食べたくて雪解けをどんなに待った事か。ふきのとうは勿論のこと”よめな”とか言う雑草をも摘みとってきて食卓にのせた事など今となれば懐かしく思い出されます。そんなことを思い出しながら雪解けの山を歩く。まだ、しっかりと雪が残っている山なので”ふきのとう”はわずか5この収穫。でも我が家では充分。ほろにがくてでも、しっかりと春を感じる”ふきのとう”がちょっと愛しく感じられる今夜の食卓です。



敬老会 (2002/3/10)
今日は 地元の敬老会でした。9月の敬老の日を外していますが農閑期のこの時期は色んな意味で都合がいいので毎年この3月に開催されます。昨年は随分多くの年配者が亡くなりました。病気や老衰が殆どでしたが、あんなに元気だったのにと瞼によみがえってくるのです。
それにしても、我が村も寂しくなりました。若い人達の姿が 本当に少ないのです。なにかの行事でお手伝いに参加する人達の人数が めちゃくちゃに減っています。私達婦人の組織も加入している数は、わずか9人。村全体で高齢化していることは事実ですが組織の中で活動するのが面倒とか圧迫感があるとか、個人主義(個性で生きているのかも)になってきたのも事実です。この調子でいくと私が敬老者(はたして「敬老」者になれるか問題ですが)になった時は、自分で自分の祝いの準備をして乾杯などと祝杯をあげるようになるのでないかと一抹の不安を覚えました。
それにしても、90歳の高齢者をみると ほぼ一世紀を生きられた歴史の重みを感じますが、笑顔からは開拓の日々や戦争を乗り越えてきた暗い時代が想像できません。まさに「敬老者」なのです。



Slow is beautiful (2002/3/2)
実家の義姉から小包が届いた。箱を開けると「ふきのとう」や庭で採れたほうれん草などが 入っていました。故郷への心地よい感傷と春の香りを感じながら私は台所に立ちました。久しぶりに心のこもったお料理をしたくなったのです。と言うのも昨日 研修会で「森 久美子」氏の講演を聞いた影響もあったかも知れません。ちょっと息を抜いて「スローに スローに」呪文のように自分に言い聞かせながら ゆるやかな時間の流れを感じられる幸せを味わっていました。
もうすぐ、仕事がスタートします。また、時間を追ったり追われたり大事なものを見失いそうな気がしてなりません。時には急ぎ足も必要かも知れないけど人としての自分を見失わないように「Slow is beautiful」な人生をおくりたいと思いました。
「ふきのとう」の茎と義姉の母が作ってくれた「こんにゃく」とで炒め物をして「愛と春」を一杯頂きました。ごちそうさま。