今日は、夫の命日。
5年の歳月の流れが速かったのか、やっと5年たったのか自分でも判らない。

5年前の今日と言う日、夫の体の異変にも気が付かずダンスサークルに行っていた。
虫の知らせかなにか判らないけど、サークルの後のお茶飲みには行かず、いつもは買わない夫へのお酒を買っての帰宅途中に息子から電話が来た。

出かけた後悔と悔やみと…未だに縁切れない気持ちを持ち続けている。
まざまざとその日の光景や想いが蘇ってきてまだ、涙が溢れるのです。

ある人が「転生輪廻と言い、虹の橋の向こうでだんな様は生まれ変わる修行に励んでおられるから美恵さんが、いつまでもそういう思いでいると修行の邪魔になるんだよ。」と、慰めてくれたことが有った。
誰もが信じないけど、亡くなって数日して夫の魂が目の前を通り過ぎる姿を見た。
確かに見た！
現実に信じられないけど、だから、転生輪廻も有り得るかも知れないと思う。

夫の居ない小栗家や畑をどうやって守っていけるだろうと不安と心配で、何かにしがみつきたかった数年。

夫の残してくれた幸せは、
3人の息子と娘たちとが仲が良く、家を仕事を守っていこうと頑張ってくれている姿です。

あの日と同じく今日もダンスサークルが有って、あの日と同じくレッスン中は夫を忘れて夢中に踊っていたけど…。
ひとり静かに過ごす時間の中は、夫とふたりでした。