徒然に思うイチゴ狩り
掲載日:2016.05.31
早朝のイチゴ畑でアイスクリーム用のイチゴを摘む。
脳裏に略30年近い昔の事が、懐かしく浮かんできた。
かれこれ今年でイチゴ狩りを開園して27回目?かな。
いちご栽培をやりたいと言いだした時、家族中に猛反対された。
姑に至っては、懇願するようにいちごは大変だからやめてくれ、昔、辛い目をいっぱいした。と、言われた。
いちご狩り観光農園をするのだと言うと地域の人たちからは「こんな田舎にいちご狩りなどしても…誰も来ないよ。」と、言われた。
そんな言葉の全てを受け入れることが出来ず、何かに執りつかれたように私の意志は強く、女の意地を通した。
あの頃の、あの時の私はどうしてこんなにも強く意志を貫くことが出来たのだろうと想う。
農家の嫁と言われる立場から一人の人格を持った人として生きて行きたいと思っていた気がする。
それは自立を意味していた。
仕事に自信を持てる様になる事、経済的にも。
その一歩を、いちご栽培に賭けた女の意地だったのかもといちごを摘みながら徒然に思った。
今日もイチゴ狩りは何時からですか?とお問い合わせの電話が鳴る。
さぁ、カウントダウンにはいりました。
6月20日頃が普通に開始時期だったのにこの数年は、進化(笑)して10日頃になっているけど、今年はもっと早くなりそうですよ。
(写真は、2年前のものです。)