蕎麦物語り
掲載日:2016.04.23
春の柔らかくて甘いニラをニラを使ったニラ蕎麦を、数日前よりメニューに加えています。
例年よりも随分と早い登板ですが、これも暖冬のお蔭ですね。
ニラ蕎麦?と初めて耳にする人は首を傾げて麺の中にニラを打ち込んでいるように思うようですが、それではニラの美味しさが味わえないですよね。
すごく、単純なのですが麺の上に採りたての湯がいたニラを載せていて蕎麦と一緒に召し上がっていただくものです。
今から20年くらい昔の事、夫が旅先で食べて美味しかったと言った事から始まりました。
夫の食べたものは、刻んだニラだったそうですが、私はダイナミックに、そして、話題性を図り、収穫したままの姿で蕎麦に載せました。
蕎麦をメニューに加えたのは、地元泉郷でも蕎麦が収獲されていた事で、当時は”いずみファーム”の岩本治子さんに蕎麦を提供して頂いていました。
(現在は幌加内産石臼挽きをシェフが打っています。)
一日限定数が決まっていましたが、予想外の大ヒット商品で蕎麦の有る日は行列が出来たほど。
「あれっ、ここはアイスクリーム屋さんだったのか」という声も聞こえたほどでアイスクリームの販売と蕎麦とで目の回る忙しさ。(笑)
今思い出せば、懐かしさがこみ上げてきます。
昼休みに毎日走ってくるオジサンもいたし、蕎麦談義で燃えるオジサンもで、本当に思わぬ反響を楽しんだものです。
蕎麦道場もしました。KHKの「男のための蕎麦道場」の講師をされている方も見えて、蕎麦道場を開いてくださったことも懐かしい思い出になっています。
私は、門前の小僧よろしく蕎麦打ちを覚えてしまい、その後はアイスクリームと蕎麦打ちと…、今思えばよく働いていたわ。
写真は、15年ほど前の蕎麦道場の様子で講師は恵庭在住の方でした。
今も、当時から変わらず当店の蕎麦愛好者が見えて下さっています。
シェフも若くて随分とスマートだこと。(笑)
追伸
この時期でしか食べられないニラ蕎麦を、是非どうぞ。