学びあう支え
掲載日:2016.04.15
”春陽射し
差し込むホール ワルツ舞う”
私の所属するダンスサークルの最高齢者は、何と御年91歳のK氏。
その彼の詩です。
若かりし頃よりダンスを趣味とされていたと伺っている。
いつも、キチンとお洒落なネクタイを締めて紳士の姿勢を崩さない。
「習うからには、キチンと習いたいし上手になりたい。」と、今日も前向きな姿勢でレッスンをされていた。
「ダンスで健康に過ごせるだけでも良いでしょう。」と、言う私に、「いや、習うからには上手になりたい。」と、答えが返ってくる。
楽しいから踊るというレッスンをしているのでなく、楽しみや喜びを得る為にキビシイ練習を重ねるというサークルなので、結構キツイと思う事もあるのに91歳の気骨は凄い。
幾つになっても学ぶという姿勢を崩さないし、歳だからという諦めも無い。
久しぶりにK氏にお会いして、学び、生きる姿勢に圧倒された。
「私は、2020年、オリンピックの年に読売書法展で、特選を取る事が、当面の目標なの。」
時を同じくして、70歳近いメル友からの頑張ろうメールが届いた。
まだ心の底から楽しんだり喜んだり出来ないでいる私だけど、周りにいる人たちのお蔭で霧が晴れていく気がした。