喜びも悲しみも
掲載日:2016.02.19
中々、ブログに向かい合う事が出来ませんでした。
今でも、書かねばとキーボードを打ち始めながら泣き出しそうな気持を抑えるのがやっとです。
「京都旅行、楽しかったなぁ。人力車に乗ったあの写真、あれを額に入れて飾りたいなぁ。」
夫の言った言葉の深い意味も全く理解することが出来ず、まさか、その日の朝の夫婦らしい会話の最後になるとは思いもしませんでした。
その日、夫はいつも通りに家畜に、野良猫に餌をやり、ソファーに横になって寝たまま意識を無くし帰らぬ人になりました。
お酒も、賑-やかな事も大好きだった彼にふさわしく、沢山のお客さまや知人、友人に見送られて旅立ちました。
寒い折に、本当にありがとうございます。
中々、夫が居ないという事を感じられなくて夫の友人が見えると楽しかった話でいっぱいになります。
「これで、俺の人生は、良い人生だったと思う。幸せだった。」
夫婦として歩んで50年も満たない二人三脚の歩みでしたが、最後のこの言葉は、私への最高の贈り物と受け取っています。
3人の子供たちと花茶を育ててきた私たちです。
花茶のオープンを控えて、私も心の扉を開き明日に向かいます。