私たちは、彼をアンディー、アンディーと呼ぶ（本名Andrew　Korevec）。
彼と友人になって、２０数年？いや、もっと以前だと思う。

まさに、夢物語のような彼の夢を、そして私の夢も互いに語り合ったことがあった。
アンディ－の夢は、故郷ノースカロライナ州でお父さまの醸造したワインを味わって以来のいつかブドウ畑を持ち父親のようにワインを作りたいというもの。
私は、イチゴ狩りを始めていたので花茶の夢を語っていたと思う。

昨日、やっと彼の思うワインが出来上がったと言って、持って来て下さった。
初めて、植栽したのは７年前の５月7日。今日だ！

側で栽培管理している様子を見て来ていたので、その努力たるもの並みでない。
アメリカ大陸を開拓してきたDNAを受け継いでいる開拓者精神そのままと感じていました。
（提供している土地が、我が家の放牧地のような荒地だったので）

水の排水、土壌の品質、生物の多様性など環境整備からブドウに適した土壌つくりに貝殻を混入させる努力は今も継続的にされている。

かれの哲学は、テロワーズに忠実であること。
資源、関係者、ブドウの管理、私の好きなSerendipity（セレンディピティ）の偶然重なり合わせが、ハーモニーした幸運の作品だと思う。

１年間、スローな自然発酵させたワインなので、心地よい香りするそうです。（頭痛や悪酔いはしないそうです。）
ラベルは、よくブドウ畑に来ている愛娘ちゃんの描いたもの。
ワインの名前「La　Concha」は、スペイン語で「貝殻」という意味。

私とアンディのブドウ植樹が同じ5月なので、私は、私の誕生日にこのワインを飲みたいと思っています。
そして、アンディの夢は、まだ果てしなく続いています。