どうした!イチゴ

掲載日:2024.06.20

先日、同じくイチゴ栽培をしている友人からの一言「どうした?イチゴ」
本当に、どうしたの?って思わず天を仰ぐ私。

この辺り一帯のイチゴ摘み取り農家さんは、花茶と変わらぬ状況下になっています。
イチゴの実が、少ないのです。確かによく見ると房が、例年の半分です。

異常天候のせいばかりにしてはいけないのかもしれないけど、全く農業に無知なままイチゴ栽培に取り組んだ私でさえ、当時はこんなことには成らなかった。
つくづくと年々栽培が難しくなってきている事を実感して、この先はどういう対策をしていけばいいのだろうか?と、心が病んでしまいました。
私など問題でないくらい、農場スタッフは打撃をうけているはずです。

昨年は、春の寒暖差、今年は、昨年の定植後の猛暑の影響をもろに受けているという。
一年、一年「異常気象」で一括りにされるけど、その先の見えない気候を見定める事が出来ないまま、栽培していくことの難しさを思う。

お客さまのガッカリな様子や声のトーン。
全てが、胸に痛いほど伝わってきて、すっかり私の心が折れていた。
こんなに心が疲れたこと無いと思うくらいしんどかった。

でも、当のイチゴだってここまで頑張って実ってくれたんだ。
丸裸のまま畑に植えられて、寒い冬を越して異常天候という外の世界の中を生き抜いてきたんだね。

お客さまもガッカリ、私たちも辛い、イチゴも頑張った。
現実を受け止めて、ムツカシイ対策とやらをみんなで考え練っていける状況へ気持ちを持っていかねば。

本当に、イチゴ狩りを楽しんで頂けなくてごめんなさい。
来年こそ、来年こそと気力はあります。

 *写真のイチゴは、開園前のものです。

 

 

 

一株から出ている房が、本来の数の半分以下に。

赤い実が、無い。