ストロベリースィーツ ランチ&ディナーブッフェ
掲載日:2024.07.04
6月の最後を飾って2日間(29.30日)花茶と小川農場さんとANAクラウンプラザホテル千歳との夢のコラボレーションという初の試みをしていただきました。
30年の栽培経緯の中で、初めてのお声掛け、さてさてどうなるのだろうかと内心は心配でいっぱいだったことは、農場長にはヒミツです。
この計画が立ち上がった頃は、春の初め。イチゴに大きな期待をかけて楽しみにしていた頃でした。
見た目には、昨年よりは期待にそってくれそうなイチゴ畑の様子に、きっと、このフェアーには大きな甘いイチゴを提供できると安心していました。
100%期待を裏切らないで、事を成し遂げる農場長を、私は知っているから。
ところが、何と昨年に続きの大不作だったことは、前にお伝えしましたね。
イチゴ狩りに見えたお客さまも空振りで帰された方も多かったから、私は、益々このイチゴフェアーの行き先が心配で不安でなりませんでした。
が、やってくれました。確かに例年よりは小さめのイチゴでしたが、農場長はその日を見据えてイチゴを確保していたんです。
使用するイチゴの収穫にANAホテルの方々が見えていたし、当日の早朝午前6時にも見えていたとか。
主に、ホテルで使って来たイチゴは未完熟で運ばれて来た他県のもの。
新鮮な完熟イチゴを食して甘くて美味しくてびっくりされたとお話ししてくれました。
テーブルにお飾りの様にイチゴの料理は配置され、どれもこれも「食べてね。」と私を誘っているよう。(笑)
晴れがましく花茶と小川農場さんのネームが、あちこちに立っていて、その側でイチゴスィーツが並んでいる。
シェフの内藤さまが、イチゴに魔法をかけると聞いていたけど、本当に魔法にかかったようなかわいいイチゴたち。
スィーツだけでなく惣菜料理にも使っていただいて、特別に美味しいと思ったのは身ひいきでしょうか。
「お母さんが、イチゴを作ってくれなかったら今日のこのフェアーは出来なかったんですよ。」
止めの一言に感無量になっていました。嬉しい一言です。
遊び心もいっぱいのテーブルに並べられたイチゴちゃんたちにもほっこりしました。
イチゴ大ピンチの不作で泣きたいくらい心が折れていた私や花茶のスタッフたち、特に一年間精魂込めて育ててきた農場の人たち。
そんな中で、このような華やかなランチ&ディナーブッフェを開催していただいて心が青空になりました。
今、とても小さな、もうイチゴ狩りも終わりという時期でもイチゴ狩りを楽しみたいとお客さまが来て下さっています。
赤い小さな宝石を探すようなイチゴ狩りです。
色々な事がある中で、農場スタッフの苦労も思うと、もうやめてしまいたいと思ったのは正直な気持ちです。
でも、善い事、楽しいこと、感動することがいっぱいで、もう少し頑張って取り組んで欲しいと思う気持ちへと変わりました。
いつも、期待を裏切らないで事を成し遂げる農場長や農場で働くスタッフ、花茶のスタッフみんなに
「ありがとう。お疲れさま。」
花茶をひきたててくださったANAクラウンプラザ千歳さん、ありがとうございます。