私の草木染の完結作品
掲載日:2024.07.29
暑さとカラカラ天気が続いてきたけど昨日から本物の雨降りになってきた。
この雨が、大きな災害を起こさねばよいのだがと、全国各地の災害状況をみて不安に思ったりしています。
思わぬことで人命に関わってくるので、ほんとうに自然を侮ってはいけないですね。
災害に見舞われた各地の方々に、心からお見舞い申し上げます。きっと、力落ちる日々と察していまが、頑張って生きてください!
さて、先日友人作家さんの作品展にお呼ばれしました。
実は、数か月前に彼女に私の持っている最後の草木染の糸を、何かの作品に使って欲しくて差し上げていました。
殆どが、藍で染め上げた麻や綿糸で、編み物や織もしない方でしたが、アイディアの持ち主なのできっと、形になると思ったからです。
この藍糸は、種から蒔き乾燥させて、一枚、一枚の葉っぱを茎から外し3月ほど熟成させて(途中3日に1回は水をかけた記憶)”すくもう”を作りました。
とっても手間暇をかけて染料に仕上げて、染色した糸です。
気の遠くなる作業の行程を、農作業の傍らで手伝ってくれた姑も、初めての体験なので喜々としていたことを覚えています。
私は、種を蒔いてから数年後には、その糸を機織り機にかけて反物を織ったり小物の作品もモチロン作って、楽しんでいました。
とっても、楽しい日々でした。
モチロン、姑にも着物に仕立ててプレゼントしましたよ。
そんな沢山の思い出のある染糸です。
友人は「mogのマリン展」として藍糸をたくさんの作品の中で活かしていました。
その作品に興奮して、感激して、そして見えていたお客さまたちの感動の声にも嬉しかったです。
最後の手持ちの糸たちがこんな素敵な作品に。
こんな形で私の手元から旅立っていった。嬉しい!!の興奮。
友人から藍糸をたくさん使った作品のバッグを頂いています。(トップ写真)
数々の思い出多きをこのバッグに忍ばせて、大事に使わせて頂きます。