相馬先生のお話を聞く会と美利香
掲載日:2015.11.20
「故相馬先生の講演録を鑑賞する会」を開催する会です。
北海道内だけでなく、相馬先生に影響を受けて今日が有るという農業や関わった人たちが、先生が亡くなって10年になっていても熱い想いでいらっしゃいます。
私は、メディアを通してしか相馬先生は存じていませんでしたが、農業の未来に対する夢や希望の熱い想いを知らない訳ではありません。
今回、この会を開催するに当たって、懇親会のお料理を美利香に頂き、光栄に思いました。
相馬先生は、美利香のような女性たちの活動を応援して居られた方だからと開催の準備に当たっている方から伺うと尚更のこと嬉しく思います。
お料理は「野菜博士」と言われていた先生の思いに応えられるようで有りたいと思いながら準備させて頂きました。
「野菜博士からの贈りもの」というご本には、鮮明な野菜たちの写真が、存在感いっぱいに写しだされているしその野菜の特徴や機能、効用なども的確な表現で編集されています。
その本の中からも数点、抜粋してお料理を再現したり、旬と地場産を大切にされる先生の教えに応えたお料理をご用意しました。
相馬先生の講演会と表した会場では、先生の講演記録が流されて、会場いっぱいが相馬先生のオーラーに包まれている感じがしました。
隅っこで料理を準備しながら、チラチラと録画を眺め、耳もダンボのようになって聞いていた私。
生きることは食べる事。
食を大切にしないで生命は維持できないのに、一番大事なものを他人(他国)に依存しようとしている日本の動き。大丈夫でしょうかね。
そして、2020年は農業が輝く時代になるという相馬節を希望の言葉として胸に刻みながら、誇りを持ちたいと思った。
カラクチ?テキパキとした矢を突き刺すような語り口のなかに、優しさやユーモラスな人柄を感じます。
私たちの料理も優しい味がするねと大好評を頂いて、闇に暮れる札幌の街を心地よい疲労感に包まれながら帰路に着きました。
素敵な充実感に満ちた講演会に関わらせて頂き、ありがとうございます。