29回目の「いらっしゃいませ」

掲載日:2025.03.03

3月1日、例年よりは1週間遅く花茶はオープンしました。
1996年6月に開店して、ここまで持続できたのもお客さまあっての事。
とっても有難く深く感謝しています。
ありがとうございます。

「花茶は何年になりますか?」と、数人の方から聞かれました。
そろそろ30年が近くなりましたと、答える。
「僕が、子供のころ来ていたなぁ~。」と、言われたお客さまの腕の中には坊やが抱かれていた。
三代目のお客さまが腕の中・・・それだけで充分に嬉しくて感慨深い気持ちになった。

また、スタートラインに立った。
私は、早く走れないけど自分の歩幅に合わせて今年も現役でいたいと思う。

そして、昨日(3月2日)は、私の住む泉郷の敬老会でした。
恒例になった柏餅を作りから一日が始まった。

「あれっ?美恵さん敬老者でしょ?」
そんな声を聞きながら、そうだけど、まだその席には呼ばれたくないし、心構えが全く出来ない。
そもそも、「敬老者」と呼ばれる単語に納得がいかないし、又、老人と判っていてもまだそこまで老いてないと思う私の心身が健在している。
「歳を意識しすぎたら意欲や向上心が無くなって仕事も出来なくなる。」
通勤途中の車の中で父が私に言った言葉。
このところ、その言葉がやけに思い出されて仕方ない。
父、70歳後半だったか…私もその歳になったのだ。
もう少しの時間、歳を気にしないで働いていたいし体が動けるように意識して運動も続けて行こうと思う。
私の男友達、70歳過ぎてエアロビを再び始めたという。
努力しないで体力維持や仕事の継続は出来ないという私たちの結論です。

オープン2日目を終えて、帰宅する時間、西の空に夕日が落ちようとしていた。
昼間のあの吹雪のような雪は、何だったの?
でも、このように何事も無かったかのように終えられるのも良かったな。

一日の仕事を終えて、沈む夕日を眺めた

わが村の郷土料理「柏餅」 敬老会に添える