いちご狩り雑感
掲載日:2015.06.22
イチゴ狩り農園を始めて26年の歳月になった。
「こんな田舎で、イチゴ狩りなんか始めてもお客さんは来ないよ。」と、家族を始め周囲の人たちから言われたことも未だに鮮明に私の胸に残っている。
女の意地を通して、今日まで頑張ってきました。(笑)
毎年、メディアも取り上げてくれたことも有って、泉郷地域のイチゴ狩りは大盛況になっています。
今年はお天気も良いことも有って、かつて経験をした事が無いくらいお客さまが見えています。
昨日は、オープン前から長蛇の列で、9時前には、お店の前まで蛇行しながら入園待ち行列の状況でした。
9時オープン時点では、入園をお断りするしかなかったのです。
遠路、9時に着けば大丈夫と思って走ってきて下さったにも関わらず入園できなかった皆さま、本当にごめんなさい。
摘み取るイチゴが無いのに、入園して頂く訳にはいきませんので。
イチゴ栽培もそれなりの大変さがあります。
土壌の状況、肥料の配合具合、そして一番ネックは天候です。秋と春と生育期に良くても収穫期に天候が悪かったら露地栽培のイチゴは美味しくない。
20数年栽培してきて、悲しいかな上出来だと思った事は一度もありません。
お客さまに喜んで頂きたい、そう思いながら栽培しているけど。
又、来年こそ、来年こそと思いながら、この長蛇の列のイチゴ狩りを楽しみに来てくださっているお客さまを裏切らないように努力せねばと思っています。