農作業体験

掲載日:2015.05.28

忙しい毎日が続いているのは、相変わらずの事だけど今日が何日なのかも気に留めず、ふとカレンダーを見て5月も終わるのだとびっくりした。 
白樺の新緑の間からこぼれる初夏の日差しが眩しくて気持ちが良い。 
これくらいの季節がずーと続いて欲しいと思うけど、厳寒の季節を知っているから今を喜べるのだなぁと思い直して花を愛でる私です。 
昨日、今日は東京の中学生たちが農作業体験に入っていました。 
トウモロコシの管理作業やイチゴのランナー切りの作業をしてもらっていました。 
「つかれたぁ~。」と、言っていたそうです。 
自分たちの体を作る野菜などの食べ物が出来るまでの行程を少しでも理解してもらえたら先ずはOKです。 
アイスクリームを舐めながら木陰で休んでいる様子は、可愛かったですよ。 

庭の片隅では、お隣さんの椎茸屋(ファームとらお)さんがバーベキューパーティーを始めていました。 
元公務員だったオジサンが、不慮の事故で息子さんを亡くされ、その悲しみから立ち直るために転職して始めたのが椎茸栽培だったそうです。 
スタートは、1.2個のビニールハウスからで、私もよく知っています。 
自分たち夫婦の生活が出来ればよいと思ってのスタートが、今では両手に足りないハウスを持ち、従業員も数十人。 
お孫さんが引き継いで立派な会社経営を築いています。 
子供たちや孫たちの仕事になればいいなと少しずつ思いが膨らんできたけど、こんな風になると思わなかったとしみじみを話してくれたオジサンの言葉の中に私自身と同じ思いが重なり胸が熱くなりました。 
椎茸栽培を始めてはや30年だそうです。 
花茶も来年は20周年の節目を迎えるので、こんな風に感慨深くパーティーが開けたらいいなと思いました。