走れ、走れ山羊の父さん

掲載日:2014.10.01

走れ、走れ山羊の父さん

お客さまから指摘されるまで気が付かなかった山羊の爪。 
湾曲になるまで伸びて、山羊の父さんは動けなく殆ど座ったままになっていました。 
良くない状態であることをすぐさま感知はしたけど、削蹄をしてくれる人を探すのに苦労しました。 
今まで、ポニーなどを削蹄してくれている方に連絡を取ってみたけど、まさかのお返事。 
遠路でお仕事をされていることや山羊はやった事が無いのでというのが理由でした。 
途方にくれながらネットで検索。 
削蹄師という特殊な技術を持っておられる方が道内に沢山いらっしゃるとは思えず、しかも我が家の近辺でと探すのは困難です。 
石狩管内に居なかったらどうしよう…そんな思いで探していたら、いらっしゃいました。 
久津間装蹄所という会社が江別にありました。 
早速メールで依頼しましたが、お返事が待ちきれず電話をかけてしまう。 
余程、私の声に悲痛さを感じられたのか、電話口のお母様がすぐさま連絡を取って下さり、色々と電話でやり取りする事数回を得て、お仕事帰りに来ていただくことが出来ました。 
ご多忙おと仕事の疲労を抱えていらっしゃるのに、私の心配声が胸につかえて来ないではいられなかったおっしゃっていました。 

本当に感謝で、いっぱい。 
ホームページで見つけたときから、キット、優しい方だと直感した私の勘が間違いなく当たっていたと思う。 

やっぱり、山羊さんは手掛けてないとのこと。しかも、こんなひどい状態は、初めて見ると言われながらパチン、パチンと厚い硬い爪を切ってくれた。 
「これで、お客さまも安心するね。」と、私の気持ちを判ってくれているよう。 
爪切りを終えて、心配そうに眺めていた山羊の母さんと子供と一緒に走り回っていた。 
良かった!ありがとう久津間さま。