いずみさとのあゆみ

掲載日:2018.11.28

北海道は、命名150年を迎えるという。 
命名者の松浦武四郎が近年クローズアップされているのも150年と言う祝うべき年を迎えているからですね。 

一寸だけ武四郎について調べていたら「北加伊道」の”加伊”が後に”海”に。そして”加伊(カイ)”という言葉には、この地で生まれたものという意味があるそうです。 

本州と違って、過酷な条件の中で開拓入った先人たちの想いも重なる北海道という名だと感慨深くなります。 

私の住む泉郷は、開基125年を迎えました。 

 

地元の人たちが、泉郷の足跡を編集しこの度、記念誌「いずみさとのあゆみ」が、出来上がりました。 
松浦武四郎が、千歳に立ち寄ったと言う墨絵も、記念誌を飾っています。 

ずっと昔ですが泉郷では「ケヌフチ物語」という郷土誌も発行していて、開拓から入り今も尚、地元を愛し、育んで来た村民だと言うことを感じます。 
そのずっと昔は、私は、まだ住民と言う意識から遠くて、郷土誌を開いてみても想いというモノが無く棒読みみたいな感じでしたけど。 
でも、この度は違います。 

指折り数えてみると開基125年の中の1/3の年月を私はここで過ごしてきたのだとかなり驚きました。 
若い気でいる気持ちを超えて、時間も体もかなりの熟成(笑)の時期に入っていたのだと改めて思いました。 

 

村の暮らしや産業、経済、個々の家族構成や想い等など、事細やかに記されていて私の地元に寄せる気持ちも載せて頂きました。 
そして、亡き夫の姿もそこに残されていて、何だか切なくなるのです。 

確実に時は進み、新しい世代へと交代しています。 

既に私たちの世代は、次世代へバトンタッチ。 
又、新しい文化等が、泉郷を育んでいくことでしょうね。 
どこまで見届けられるか判らないけど、自分の足跡が記念誌に残っていくのは有難いわ。 

場所を選んで嫁い出来た訳ではないけど、縁あって泉郷の住民であることを誇りに思ったりします。