ノックアウト

掲載日:2002.09.28

はいはい、お客さま私が負けました。完全に貴方さまの熱意に負けてしまいましたよ。 この数日間、こんな想いが私の胸を熱くしています。
このお客さまは、本来なら「ちょっと、無理で~す」という注文をしてきたんです。我が家の茹でたてのとうもろこしを、土曜日の11時に千歳空港まで届けて欲しいって懇願するんです。多分、普通だったらお断りしている私なのに、何故だか断りきれなくてお返事をしぶってしまいました。
そのお客様から「夢のトウモロコシ」というmailを数回いただく事になったのです。なんでも全国に散らばっている同級生との同窓会をこの北海道でするのだとか。お客さまの誠心誠意の想いで、学友に北海道の美味しい食べ物、すばらしい風景、心に残る体験をさせてやりたくて、物件探しに歩いていたのだそうです。そんな熱意を聞かされると、同じ想いで店を営んでいる私が手を貸さないではいられない状態になってしまった訳です。
”偶然か、執念か『夢のトウモロコシ』のと出会い、貴店の好意に感謝、感激言葉なし…….バスの中で食べてる姿想像してワクワクしております”こんなmailのご返事の最後に一言「はい、完全にノックアウトしました」と書き添えた私でした。