秋日和 良い風を感じて
掲載日:2018.09.15
震災の影響で、北海道への旅行客は驚くほど少なくなってしまいました。
昨日、毎年名古屋からお見えになるお客さまが、「何ともないじゃないの!全然、大丈夫じゃない!」と、何度も繰り返しおっしゃっていました。
ニュース等で酷い災害地を見てきたので、それが北海道の全ての風景と思えたらしいです。
北海道旅行をキャンセルした友人たちに、「全然大丈夫だよ!」と電話されたとか。
本当は、ゴルフをしたくて今年も見えたそうですが、このような時にゴルフはヒンシュクもの、被害者に申し訳なくて肩身の狭い思いをされたとか。
私は、「そんな事ないです。堂々と遊びに来て下さい。有難いです。
普段通りの生活をして、観光地にお金を落として下さらないと北海道は、益々不景気になりますから。来て下さって感謝しています。」
と、お話しました。
花茶へも沢山の観光客が来て下さっていましたが、こういう災害が起こるとパタッと足が止まります。
あちこち、観光地はキャンセルが多くて困っている様子です。
どうしたらよいでしょうね。
観光で生きるつもりだったら、こういう時の危機管理も必要です。
観光地の素敵な風景や食べ物だけでなく、災害に備えて、こういう取り組みをしているというモノを表示して、安心と安全を訴える必要があるなぁとつくづく思いました。
今日の花茶。
やっと、お客さまの暮らしも落ち着いてきた感じで、ご家族が多かったです。
中には、避難所生活のストレスから癒されたいとお見えの方もいらっしゃいました。
秋の気持ち良い日差しと風は、きっと多くのお客さまを癒すことが出来たと思えました。
高倉健が、言っていました。
「どこかで・・・いい風に吹かれたいと思う。きつい風にばかり吹かれていると人に優しく成れないから。」
震災だけでなく心が体が、疲れた人たちにとって、花茶が心地よい場所、良い風になることが出来たら、とっても嬉しいです。
※16日、午後4時前後の時間帯に千歳市の無形文化財である泉郷獅子舞を花茶にて観覧できます。是非、お越しくださいね。