高知マイスター”四万十編”

掲載日:2013.02.09

「美恵さん、高知でしょう。私も、高知へ6日に行くよ。」と、突然、北の島の友人からメールが入った。 
聞けば、四万十へ行くと言う。 
四万十と聞いただけで、私は、直ぐに昨年、オーライニッポン!の授賞式で出会った四万十の青年を思い出し、一度は、訪れたいと思っていただけに、同行することになった。 
テレビドラマ”おそ咲きのひまわり”で、益々の人気スポットになった四万十。 
先ずは、「四ケ村溝の水車」を見る。 
野中兼山の灌漑工事などの偉業が、ここでもと周りの景色を眺めて感慨深く思う。 
いつの時代も、人より先を見て事を起こすと批判や反発が有る。あの時代に、これだけの事をした頭脳を凄いと思ったけど、妻子の伝記を読んで心が痛かった事を思い出した。 

四万十川の川下り”屋形船”にも乗船して、船の中で朝食を頂く。(この日、私は、2度目の朝食ってことは、ナイショ。) 
次に向かった”沈下橋”。 
四万十川には、まだ、沢山の沈下橋が、残されていて、それぞれに名前が付いていることを初めて知った。 
写真は、ドラマ撮影で沈下橋に座っていたのを再現。(笑) 
まっすぐに座っていられなくて、身体は自然と後ろに倒れる。 
数十メートル下は、清流といえども恐怖を感じる流れだもん。 

北の島の友人たちに、名物などを教えているうちに、高知マイスターという名誉を得た。(笑) 
道路だって、北海道とは全く違っているから、驚きが多いみたい。 
ヘアピンカーブ(別名 ロマンスカーブとも)が、多く、カーブミラーで対向車を確認しながら走る道路の狭さ。 
友人たちと別れて、私は、四万十の上流にある十和村へ青年と友人に会いに向かった。 
都会と田舎のパイプ役のお仕事をされているI君とは1年ぶり、友人とは40数年ぶりの再会だった。 
「美恵さん、全然、昔とかわちゃあせん。」と、言われて、社交辞令でも嬉しいぞ。 

十和村をどう表現したらいいのか判らない。 
でも、都会から来たら、住みたくなるだろうと思った。 
この日、「道の駅とうわ」の食堂では、地元のお母さんの手料理が、振る舞われる日だった。 
ケータリングをしている私と似たおもてなしの仕方と郷土料理をご馳走になった。 
名物のシイタケの料理は、抜群の美味しさ。お土産にシイタケと菜花を頂いて、後にする。