秋の事件簿

掲載日:2012.10.22

秋の事件簿

お昼時、所要が有って出かけようとした目の前に、思いがけない動物が現われた。 
んっ、家のポニー?いや、山羊さん?ちがう、黒い。角が有る。凛々しい。 
車の通りすぎるのを見計らって飛ぶように国道を横断し、花茶の庭を駆けて行った。 
あれは、鹿だ。 
こげ茶色をした鹿を初めてみた。 
一瞬の間に、走り去ったけど面白い事に、その一瞬をかなりの人たちが目にしたようで、道路に人が出てきて鹿の行方を見守っていた。 
あの鹿、元の仲間の処へ戻れただろうか…。 
スイカや作物を傷めつけられたとはいえ、人里へ迷い込んできた鹿を哀れに思った。 
シュウメイギクも、最後の花盛り