涙腺が、ゆるみます
掲載日:2018.03.10
3月に入って、やっと花茶も賑わいをみせ始めた。
一晩嵐のような夜が過ぎ、昨日は雨降りの一日。
雪解けが、一気に加速してきてあちこちの川が氾濫寸前になっていた。
雨も上がり、晴れた今日は見渡すかぎりの風景が、春の日差しを浴びてキラキラとしていた。
風の感じも辺りの気配も春めいて、雪が融けた後の道端の雑草の汚さでさえ、春の物と思うと嬉しい。
高知に暮らす頃は、春は若草色から始まっていたのに、北国では枯葉色から始まる!と、いつも思う。
今日は、突然のように桃子ちゃんが、来てくれた。
花茶を去って2年?
もう何年も会ってないような…そんな感じがして、元気な姿をみたら涙腺が緩んでしまった。
「前回から1年もたってないですよ。」と、言われても、すっかり親のような気持ちになって元気でいてくれたことが嬉しかった。
その後、2人の息子さんを連れてSさん家族が来てくれる。
Sさんが、この息子さんの年齢の頃からのお付き合いなので、この家族に対しても母親のような気持ち。
花茶の庭は自分ちの庭だと思って育ったと言う子供たち。
東京の大学へ、就職へと旅立つ息子さん。
「僕は、おばあちゃんと思っていた。」と、抱きしめて記念写真を撮ってくれた。
涙腺が緩まない訳はない。