野菜は、本当に高いの
掲載日:2010.05.09
やっと、桜の開花宣言がでて、北の島にも春をいっぱい感じる季節がきた。
我が家の桜は、先日から開花している。あまり、人目に触れない沢に中にあるのが残念だけど、私の立つ台所の窓からは、ピンクの桜がやさしく目にとまる。
一日の仕事を終えて、スタッフ達の気持ちも我が家の夕食の献立を考えるモードに入るらしい。
「キャベツが、高くて買えないのよねぇ」と、野菜の高騰に井戸端会議が始まった。
確かに、例年よりはぐんと高い。
「でもねぇ、250円のケーキは、文句なしに買うでしょう」と、私。
すかさず、「ケーキは250円位はするという設定が、元々頭の中に出来上がっているから、今まで100円が普通だったキャベツや野菜が、200円も300円もするのが、高いという評価になるのよねぇ。」
ごもっとも。
でも、こんなときは、250円のケーキを一人で食べるじゃなくて250円で家族全員の夕食が作れると思えば安いじゃないのと話が収まった。
店頭で100円の野菜が出回るとき、農家の手取りはいくらか?
それを想像した時、たまには農家側に美味しい価格が付けられたって、それを一緒に喜んで欲しい。
腰を屈めて、命の源を作っている農家の人達を支える気持ちを消費者の人達に持って欲しいなぁと思う。
今の野菜の高騰が、気候のせいではあるけれど、農業者の高齢化や後継者不足の背景をこれからは自分達の命に関わる事だと受け止めて欲しいと思う。
(花茶の窓から見えるこぶしの花。午前中は、朝陽を浴びてキラキラと輝いて見えます。クリックしてね。)