3回忌を終えて
掲載日:2018.01.30
落ち着く暇なしに既に1月も後1日になっていることに驚いた。
HAL農業賞の余韻に浸りつつ、不覚にもインフルエンザに掛かってしまいました。
それでも、28日は夫の3回忌だったので寝込む訳にもいかず、何とかおつとめを済ませました。
夫の兄弟にしてみたら、6人兄弟のたった一人の男兄弟で一番頼りに思っていただけに残念で仕方なかった年月だったと思う。
夫の幼馴染との思い出話の様子からは、昨年よりは諦めが付いたように感じた。
私も、随分と吹っ切れた気がする。
夫の事ばかりの想い出に縋りつく余裕もなく、次々と続く両親の旅立ちに屈折してきたので気持ちの置き所を無くして来た。
先日頂いたHAL農業賞で、
「農業賞っていうけれど、本当はその人の考えや生き方、感性に差し上げたい。」
と、言って下さった財団の方の言葉に、全てが報われたと夫や両親に報告出来た。
一人の女性としての枠だけでなく、人として自立して生きたいと奮起した私の生き方が理解されていたのだと思ったから。
陰ながら、それを応援して下さっていた人がいたと判っただけで、どれだけの想いが報われたか、私だけの想いではあるけど。
誰でもが得られるもので無いだけに、私は自分の生き様を悔いたりはしていない。
妻としてどうだったか?と問われたら、きっと、落第点しかくれないかな。
でも、最後の最後まで「俺は、幸せだった。」と言い残してくれた夫の優しさに感謝しています。
亡くなった後は、みんな善い人で思い出されるのが、嬉しいです。
子供たちも、夫の居ない生活に慣れて来てそれぞれの分野を責任もって果たしているように思う。
定植したブルーベリーが、この先どのような展開で花茶の運営に影響するか、きっと向こうの空から夫は笑いながら見ている事だろう。