愛車に感謝を込めて「ありがとう」
掲載日:2010.10.20
10年乗った愛車とお別れのときが、来た。
私が、初めて購入した車だったし、花茶の歴史と共に、歩いてきた車だった。
黄色にこだわった訳は無かったけど、セールスマンが乗り入れてきた黄色のロゴに一目ぼれして決めた。
ホンダのマガジンにも掲載してもらったり、花茶と同じ色で、みんなからも好感を持ってもらった車だったと思う。
文句なしに大好きだった愛車。お気に入りの黄色と決別するのも、随分と迷った。
でも、60歳になったら赤い○○○○を買おうと言うのが、私の夢だった。○○○○は無理だったけど、赤い車を購入した。
みんなに、「やっぱり黄色でしょう」と、言われてきたけど、ひとつの節目、60歳は赤がお似合い。
「ねっ、ロゴに何年乗った?」
「10年。」
「今度、買う車も10年乗るんでしょ?」
「多分。私が元気だったら。」
「70歳になっても赤な訳?」
「いいじゃない。先の事を思うより、今を生きなきゃ。」
赤が、似合うように、背筋を伸ばして生きていきたいと思う。
明日、私はロゴとお別れする。私の出張中に新車と入れ替わることになっている。
とっても、気持ちが寂しい。
ありがとう。そっと、口づけをした。