ホワイトアウト
掲載日:2019.01.21
9月の地震以降”ブラックアウト”という単語、その単語の意味が、いかに生活に支障があるか散々交わされていた。
この季節になると”ホワイトアウト”が、暮らしを脅かす北国のこわぁ~い単語。
雪が少ないよ。なっんて言っていた矢先に、今朝は酷い雪降りになっていた。
こんな日は、大人しくしていたいのだが、出なければならない用事を抱えていると、迷いながら車の準備をする。
車体の雪を降ろす、直ぐに積もる!の現実的作業をしながら、苦々しく雪降りを見上げるワタシ。(笑)
いざ、発進すると既に家の前近くに大型車が、動けなくなっていた。
私は、全ての注意力を前方にして、ゆっくりゆっくりと走った。
1.2メートル先を確認出来るのがやっとの視界。
車を停めたら追突されるので、ゆっくり進みながらも雪で立ち往生していたニュースの映像を思い浮かべながら祈るようにして目的地まで着いた。
そのあと、1時間もたてば嘘のような青空が広がっている。
もしかしたら、キツネに騙された?
家々の前を除雪する人たち、除雪車の忙しなさ、そんな光景に変わってしまった辺りを見回しながら、北国の生活の実感を改めて感じたのでした。
我が家も、あっという間にこの景色。
屋根から降りているのは、お布団ではありません。雪、雪です。