農業の担い手

掲載日:2004.06.07

花茶のような農村の中で観光農園を営んでいると、こういう処で生活がしたいとか農業をやってみたいと言うお客さまの声を聞きます。
実際、無理だろうと思う若いカップルが真剣に現状調査ならぬ、農業をやっている私たちの生活や気持ちを聞きたいといって訪ねてきます。
定年帰農を希望する人達の声も一杯聞いてきました。 農地は簡単に農業者以外の人に売買されませんが経営としての農業をしたいのか、趣味で家庭菜園の延長農業をしたいのか、単に農村でのんびりとした生活をしたいのか、色んな事が考えられます。
現実に農業で経営することが難しくて離農者が多くなってきて、荒れた農地も見られます。ずっと昔、ここに青々としたビートが栽培されていたのになぁ..と車中から寂しく眺めたり。
少しでも、土に触れて生活したいという人たちに少しの農地でも貸せたらいいですね。荒れた農地で放っておくよりも、誰かの手で手入れされて生産の場になれば農村も元気になるような気がします。異業者が、入ると違った文化も入るし、農業者にない技術も入るかも知れません。
何となく、そんな事を考えています。(今夜は、そんな会議がありました)