高知にて
掲載日:2009.07.30
80歳を過ぎた両親に出来る親孝行は、顔を見せる事しか無い。
私の場合は、高知と千歳という距離もあって、顔を見せるだけで親孝行という孝行が、中々出来ない。
だけど、次男が花茶参入になったので、少し時間的余裕を見つけて、高知へ飛んで来た。
暑い!!
汗が目にまで流れてきて沁みるとか口に入ってショッパイとか久しぶり?いいえ30数年ぶりの体感。
汗を流していると、やわらかい風が吹き込んできて、その瞬間の気持ち良さに気持ちが和む。
冷房とか扇風機では感じられない瞬間の心地よさだ。
ヤマドンボとか真っ赤な赤とんぼ、もう名前も忘れてしまった大きなトンボたちと大きな蝶が、庭で遊んでいる。
夜は、幾種もの蛙たちの合唱。うるさいくらい耳元に聞こえてくるけど、機械音でない自然の営みの音は、心地よく気持ちの中に入ってくる。
両親は、いたって元気だった。
もしかしたら、親孝行と言う名の下、私の自己満足だけのために帰郷したのかも知れない。
(昔は普通に見ていた赤とんぼも、30数年の時を超えると赤が鮮烈だ。)