あっぱれ、父上
掲載日:2005.03.18
私の両親は、もうすぐ80歳という年齢に手の届く夫婦です。
子供にしてみたら、親というものは、いつまでも元気でいるものだと思うもので、私には臥して寝ている親の姿を思い浮かべることはありません。
足腰の弱い母は別として、父の元気な姿には、高齢であることなども忘れています。
帰郷して友人達と会話の中では、自分達の親の介護の話になるのですが、ふと、私も両親の年齢を思い出してびっくりするのです。先日、両親と外食することになって、どこへ連れて行かれるのだろうかと思ったら、なんと焼肉やさん。6人前のカルビーをペロリと平らげる旺盛な食欲に唖然としてしまいました。ビールも飲んで、ビビンバも平らげる食欲なのです。
そして、父いわく「お父さんも、歳をとったとつくづく感じた。5分くらいの挨拶の原稿を、3回目を通したら暗記できたのに、ボケが始まったのか、よう覚えんなった」と。
そういえば、父も母もこの年齢なのに、ボケている様子はないのです。 物忘れの激しいわたしは、「はぁ~」って感じ。完全に負けています。
いつまでも、元気とは思えないけど、あっぱれ、父さん!と思う娘です。