今日のお客さま

掲載日:2006.12.04

小麦色した多分、小学4.5年生の少年でした。
とっても爽やかな風が、花茶の店内に入り込んできたような空気を感じて少年を見つめてしまいました。
「北海道は、さむねぇ」
「僕、色が黒いでしょ。沖縄から来たんです」
何も質問していない私に向かって少年は話を始めていました。学校は休んで、ご家族と北の島へ遊びに来たらしいです。「そう、休んだの。いいじゃない、社会勉強の方がいい勉強になるもんね。」
「泡盛アイスとバニラアイスを下さい」
「これ、沖縄の古酒泡盛で作ったアイスよ。ははっ、泡盛は沖縄しか作ってないよね」
「お父さんに、泡盛アイスをやりますから」
日焼けした顔でまっすぐな目を向けて、しっかりとお話が出来る少年でした。何でもない会話を交わしたけど、少年らしい少年に会ったなぁと思ったことです。