高知へ
掲載日:2017.09.21
泉郷の秋祭りを抜け出して、実家の高知へ駆け足で行ってきました。
台風予報の真っただ中、飛行機が飛ばなかったらやめようと決めていたけど、運よく台風よりも一足早く高知入り、数年ぶりに高知で台風を迎えた。
父が大腿骨骨折と聞いたので様子を見る為、そして、お彼岸も控えていたので実家への想いが強くなる。
幸い術後の経過も良く、父は寝ていることが多いけどリハビリも開始してそれなりに元気に思えた。
私を認識しているかどうか、判断が付かなかったけど何となく判っているような気がする。
弟の姿を見ると別人のように目を輝かせて不自由な手を挙げてこれ以上の嬉しさは無いと言う笑顔になる父。
「まぁ、この違い!私は?」と、父に尋ねると「あんたは、可愛いがよね。」と言った。
何はともあれ、多少の会話が出来るのも嬉しくて帰る日は強く握手をして別れた。
もしかしたら、これが最後の父との会話になるかも知れない…そんな覚悟もしながら。
道端や畔にひと際鮮やかに彼岸花が咲いていた。