母乳
掲載日:2009.12.29
まだ、大掃除の真ん中。カウントダウンが近づいて、ちょっと諦めムードに成りつつある。
今日は、花茶がオープンしたばかりの頃にアルバイトで働いてくれた○ちゃんが、出産したのでベビーちゃんに会いに行ってきた。
母親になった彼女を見て、歳月を感じる。
よく人は、あの頃にかえりたいとか、もう一度やり直したいとか言うけれど、私の場合この歳になってもそんな風に思うことは、無いに等しい。
幸せだった頃も、その気持ちも、そしてシンドイと思った辛い事もすべて全身で受け止めて生きてきたつもりなので、再びその時代に戻ってやり直したいとか思う事がない。
ただ、ひとつだけ残念に思うというのか、悔いがあるとしたら、母乳で子供達を育てられなかった事だろうか。
(雪だるまさんを作ったけど、夕方の雨で無残に。)
初子の時も母親として実感がわくのに時間が掛かった。
「お乳が出るオッパイだからね」と、助産婦さんに言われたはずなに、一向に張らないオッパイで、とうとうミルクで育てた。後のふたりの子供も、わずかな母乳を飲ませたのみ。
オッパが張って、子供に飲ませる時の、母親としての満足な幸福感。あの感覚は、例えようのない幸せな感覚だった。
十分に自分にも、子供にもそういう感覚が無いまま、ミルクで育てたので、○ちゃんが母乳を飲ませている姿を見ながら、ただひとつの悔いを思った。
幸い、私の娘達は、100%母乳で子供を育ててくれた。
○ちゃんも、すっかり母親の顔になっている。幸せな家庭を目の当たりにすると、私もハッピーになる。嬉しい年の締めくくり。
(高知の友人の計らいで届いた鯖。お正月料理に鯖寿司を作ります。高知の柚子もあるよ♪)