食料危機は、有り得る?
掲載日:2008.03.17
私の住む管内で農業者の半分は、65歳以上の高齢者で成り立っているらしい。 離農せざるを得ない数字と、10年後に後継者の居ない等の理由で離農するだろう見込まれる数字をあわせると全体の3/4が農業が出来なくなるという。
離農地がいっぱい出来る..食料が今以上に自給出来なくなる..輸入食料が怖いなんて言っていられない。
そんな事、今の飽食の時代に考えられない事だけど、でも、この数字は確実に読めているし、全国的な現状でもある。
新規就農者を受け入れる体制作りが本腰を入れて始まっています。(我が家も、そういう受け入れ農家認定になっているけど。)
先祖代々から農地や農機具等も無く、勿論農業技術や自然との闘い方など教科書のような物でなく五感で感じる農業の手法などを まっさらな素人に教える事、生計が成り立つような農業が出来るように指導していくことなんて、そんなに簡単じゃないと思う。
農業をやってみたいという人が増えているらしいけど、そういう人達を受け入れる事に対して新規参入する事もムツカシイ問題をいっぱい抱えているなぁと 色々と考えた日でした。
都会に住む人達は、明日の食料について考える事あるかしら。。。農業者だけの問題じゃない。
(天保6年(1835)婚礼料理(土佐皿鉢展より))