宿場のひな祭り
掲載日:2008.02.26
町に入ると懐かしい歌が
”灯りをつけましょ、ぼんぼりに、お花をあげましょ、桃の花・・・”
花巻でセミナーを終えて、今日は大迫町のひな祭りへ案内していただきました。
昔、宿場をして栄えたという名残が感じられる街並み、70数戸の商家や民家がお雛様を開放して見せてくださる。
案内してくださったTさんが、子供の頃着物を着てお雛さんを見て歩いた話をしてくれました。 「おひなさん、おみしぇってくなんせ」と言って、子供達が家々を見て歩いた風習が今に伝わっているらしい。
建物やその内部の様子も北海道では見られない歴史を感じる奥の深いものがあり、お雛様も江戸時代や平安時代もあるという。
参勤交代雛やお犬様雛もあったり、贅沢禁止令以前と以後のお人形さんの違いや一体一体のお顔やお衣装の違い、優しさ、華やかさの中の渋さ、など凡人の私でさえ感じるものがありました。
かつては女の子が”ひなあそび”していたでしょうけど、今は”ひな祭り”となって、私たちの暮らしの中の文化となってきたんですね。(古風な趣が感じられますね。)