ご馳走

掲載日:2008.01.20

今日も寒い。(>_<) 外出したくない気持ちに、何とかハッパをかけて出かけてみたけど後悔の気持でいっぱいになっていた。
目的は美容院。きっと、暖かいだろうと100%信じていたのに、”省エネ”とか”地球に優しく”なのか、じっと座っていると身体の芯がブルブル震えているような寒さを感じていた。
ハサミを持つ美容師の方も手が寒いと笑いながら言うから、私の感じた寒さは歳のせいではないらしい。
ずっと昔のこと(私が嫁いできた数十年前です。(笑))、姑が「北海道は、何にも無くても、暖かい暖房が一番のご馳走になるんだよ」と、言った言葉を思い出した。
そのとき、本当にそうだ!外の気温が冷凍庫よりも寒いと思う日など、暖かい家に入ったときの、ぼわぁ~とした暖炉の暖かさは、心も身体をも緊張から解きほぐしてくれた柔らかい優しさに感じた。
だから森進一の「襟裳岬」の歌詞が、よく理解できた。
何にもないけど、あたたまっていきなよ~
そんな事を思い出してみたが、現実には灯油も値上がり、すべての光熱費の割合がぐんぐんと生計に影響を及ぼし、しかも地球温暖化の現象でいい具合に地球に優しく省エネなエコ社会って言葉で締めくくられる訳。
姑が暖かくすることがご馳走と言った頃は、薪ストーブや石炭ストーブだったし..経費の面でも随分と差があるか..。ウムッ。
寒い、寒い外気に触れた後、ご馳走に有りつきたいこの欲望は、これからの暮らしの中で望んではいけない事なの?