毎日かあさん

掲載日:2007.11.25

毎日かあさん

先日までの寒さも一段落して、ちょっと暖かな日差しが嬉しい日でした。
寒い、暖かいと言っている内に11月も終わろうとしていますね。
お店をクローズしてから、”毎日かあさん”です。
掃除、洗濯そして台所で立つと慌しく家事をしてきた日がウソのよう。あんまり時間を気にかけないで、ゆったりと出来る家事仕事を楽しんでいます。
この秋に、沢山雑穀を頂いたので、身体に良いというので雑穀入りのご飯を用意する事が多くなりました。何気なく食べていたけど、先日、冊子の中に”貴女のとって、雑穀にはどういう意味があるのですか?”という文面が目にとまりました。
「土地が貧しく、米もとれなかった時に、雑穀が祖先の命を支えてくれたからこそ、今、自分がここにいられる、そういう食べ物なんだ、と、だから今、雑穀がお肌に良いとか、健康にいいとか、そういうところでとらえているのと自分はまったく違ったところから出発している。自分にとって雑穀を伝えるという事は、自分達の生きてきた生活や文化丸ごと伝えないと伝えられない事なんだ」
美食に満ちたこの時代に、素朴な食、食べ物の原点、生きる事の原点にたどり着いたような気持になりました。(犬だって、寒いんです。)