あの日から、一年過ぎて
掲載日:2019.09.06
昨年の今頃は、電気の消えた暗い茶の間だったけど避難してきたスタッフの家族と不安ながらも賑やかに過ごしていました。
家電は使えなくても、こういう時の知恵って色々と湧いてきてさほどの不便も無く、食べ物も困らないほど冷凍保存食などあって、空腹になる事は無かった。
でも、我が家に帰れない、暮らすことが出来なくなったスタッフにとっては、心身共に疲労と不安な気持ちだっただろうと思う。
嘘のようにあの日の記憶から遠のいた暮らしをしている今、今日だけでも振り返ってあの日の体験を忘れたくないと思った。
本当の大変さは、停電や生活の支障をきたす諸々の事よりも、花茶の運営ができなくなった事。
いつまで続くか判らない先の見えない北海道の復興に、みんな頑張っているからと気力を奮い立たせながら過ごしてきた日を思い出していた。
「あの日は、大変でしたねぇ。」と、今朝一番に見えたお客さまが声を掛けて下さったとスタッフから聞いた。
未だに大変な想いや悲しみを深くされている人たちが沢山いるけど、あの日に教えられた教訓を忘れないで心構えして暮らしていきたいと思う。
花茶は、すっかり秋模様。
トウモロコシも後わずかになり、枝豆はすっかり収穫を終えました。
畑の作物が、収穫期に入り片付いていく喜びと寂しさとが交差していく。
若い頃は、ひとつひとつ畑が片付き農作業が終わる日が楽しみでしょうがなかったけどなぁ。
*画像は、春に種まきした枝豆を収穫した園児たちです。そして、花茶猫の座についたあいちゃんの平和な午後。