寒い時期を迎えたのに
掲載日:2019.10.19
霜が降りる寒い朝を迎えることが多くなり、当然のようにストーブの火は毎日欠かせない。
そんな中、2.3日前から山菜取り(多分、茸)に出たまま帰ってこないおばあちゃんがいると言うニュース。
しかも、近くの山と知れば、気になるし心配になる。
この度の台風でも未だに行方不明者がいるし夏のキャンプからまだ見つからない小学生の女の子もどれ程家族は心を痛め苦しんでおられるだろうと察するに余ります。
昨日は、村の消防団に所属しているシェフもおばあちゃん捜索の召集が入り朝から急遽出ることに成った。
おばあちゃん、寒いだろうに…とスタッフ間で心配していた矢先の召集で、みんなで探せばきっと見つかるよと送り出した。
「ピッツァと手打ちそばは、今日は出来ないから。」と、言い残して走っていったシェフ。
当然、仕方ないこととSNSやホームページ、店の玄関先などにメニュー変更の告知をする。
ご予約のお客さま達にご連絡をすることも、忘れてはいけない。
オープン間際の調理の時間帯にこの作業は本当に焦ってしまった。
ランチ時間に次々とお越しくださったお客さまに事情を説明しながらお迎えしたけど、イヤなお顔も無くオーダーが入った。
安ど感が胸にすぅーと入り込み、そしてお料理と格闘したけどお客さまの反応が有難かった。
夕方、疲れた顔で帰って来たシェフ。
残念だけど見つからなかったという。
人、ひとりを探すムツカシサ、大変さを目の当たりに感じた。
おばあちゃん、寒いだろうに。神様、無事に見つかりますようにお導きください。