実りを得た秋は、私にも。

掲載日:2019.11.20

実りを得た秋は、私にも。

今回で5回目?かと思う深川市にある拓殖大学へグリーンツーリズム論特別講師という肩書で大学生を相手に花茶の取り組みなど話をする機会を得た。
中々、慣れない大学と言う教壇。
そして孫くらいの学生相手に、私のような年配の者の話が通じるだろうか、時代がわかるだろうかといつも、思いながら教壇に立ってきた。

花茶の取り組みは、グリーンツーリズムそのもので、まだこの言葉が世間で流れてない頃、私は「農村浴」という言葉を使ってきました。
都会の人たちが、花茶に、花茶から見える風景にも、そしてアイスクリームや料理の中に、故郷回帰の気持ちや癒される気持ちになって欲しいと思う私の気持ちが育ててきた場所です。

講演を終えて、学生たちのレポートを帰りのお土産に頂いてきた。
緊張の教壇から降りてホッとしながら帰るJRの中で、一枚、一枚に目を通しながら学生たちを思い出していた。
花茶の画像を見て、お客さまが笑顔で良い表情をしている。そういう店なのだと感じたとか、NHKの朝ドラよりも面白いみたいな事も書かれていて、電車の中でクスっと笑ってしまった。
今回で最後の約束の教壇でしたが、最後を飾るようなレポートを頂いて嬉しい。

その帰りの寄り道は、「イタリアカンパーニャ州料理の夕べ」に息子ともどもお誘いを受けていたので参加してきた。
私の友達たちの農産物を使って創作イタリアン料理を振舞う夕べ。
しかも今回のシェフは、広島市にあるナポリピッツァ店「Polipo」を持つ山川シェフが見えて、広島と北海道の素材のコラボでした。

お話を伺っているうちに「Polipo」にずっと昔に行ったことが有る!と思い出した。
ナポリピッツァが美味しいと友人が連れて行ってくれたお店。
こういう風に時を得て繋がっていく事が面白い。

色んな意味で拓殖大での一日も、イタリアンの夕べの一夜も私には実り多い日となりました。
トップ画像は拓殖大のポスター。
可能性をたくさん秘めた学生たちにこの先どんな人生が待っているのでしょうね。