能代に行ってきました(その3)

掲載日:2019.12.01

能代に行ってきました(その3)

能代かぶれになっているかも。(笑)
ステキな人たちにお会いしました。中でも印象深い方、しかしながらフルネームを知りません。

能代でのお宿は 川どこ「べらぼう」でした。
お宿に向かう前の歓迎会で宿の女主と隣り合わせで座ったことから、数奇な体験をされてこられた彼女の人生を知ることに。

確か、ロシアだったと思うけど、旦那さまの後を追って乳飲み子を背負い小さな子供の手を引きながらロシアまで女一人旅で行ったという。
そこでの波乱万丈な暮らし、有り得ないような体験をとても楽し気に語ってくれた。
凡人に出来る事でなく、私は口をポカンと開けるくらい驚きの体験談。

旦那様との関係も聞いていたら”なるようにしかならない”みたいな、まるで樹木希林のようと思われた。
すさましい人生を生きてきて、それが特別の事でもなく有るがままだったと言うようなお顔。
旦那様とご縁が切れない事も何かの強い縁で結ばれているからだろう。

「べらぼう」に着くと和のあしらえの落ち着いたお部屋。
畳の感触も良いし敷かれた布団も寝心地が良くて、翌日その事を伝えるとお客さまが見えるときはちゃんと布団を干してお迎えするそう。

窓からは白神の山並みが、目の前には米代川が風に波打って流れていた。
風の音が、一晩中聞こえていた。
お食事も美味しかったぁ~。

度胸もきっぷの良さも、そして地元の人たちとの活動も積極的な協力をおしまぬ姿勢。
ステキな女性だ!と心底の憧れと尊敬の念を持ちました。