1周忌でした

掲載日:2017.01.30

1周忌でした

早い。夫の1周忌を昨日済ませた。 
走馬燈のようにあの日がクルクルと回った。 

「未だに、ツトムの話題は何かにつけて出てくる。存在感が大きい。」 
と、誰もが言って下さる事を、嬉しく思う。 
世間では、存在感がある良い人だったらしいけど、私には、ただの酒好きにしか思えなかったけどね。 

息子をこよなく愛した姑の13回忌もあって、一緒に法要が出来た事は両人にとっても良かったと思う。 
並んだ二人の遺影を見ながら、そう思った。 

この1年、夫の居ない部分を埋めるのがやっとだった。 
結構、強がってきたと思う。 
こんな時、夫はどうしただろうと自問自答しつつ、居ないことを歯がゆく何度も思った。 

子供たちも、口には出さなくても夫の好物を仏壇に供えたり、初物の野菜などもそっと供えてくれていた。 

もう、随分と居ない生活にも慣れてきたけど。 
でも、一家の長として私たちを見守っていく義務が君にはあるよ。 
千の風になって花茶の空へ来ていると思う。