イチョウの木
掲載日:2020.11.09
とうとう、初雪が降りました。隣の長沼町では吹雪状態だったと聞きましたが、花茶はそれほどでも無かったです。
覚悟は出来ていても、雪を見ると寒々としてきて体を丸めてしまいます。
今朝、朝焼けのわが家の庭がとっても綺麗でした。
わずかなお日さまの時間でしたが、今朝のご褒美だったのかな。
すっかり丸裸になってしまったイチョウの木。
一昨年より、昨年よりと採る銀杏の数が増えています。
今年は、ちょっと手応えのある量を採れたので、食べられるように処理しよう。
それにしても、このイチョウの彩が付き始めるといつも姑を忍ぶのが習慣のようになっている。
確か、かなりの高齢になっていたと思う。今の私よりも。
絶対、実がなると言い放って姑が小さな苗木を義姉の処から持ち帰ってきて植えた木です。
実が付くまでの歳月を計算するとちゃんと見届けられるのだろうかと思う反面、それまで見届けるという気合の入った精神力の強さに正直、驚いたから。
残念ながら93歳まで生き抜いてきたけど、銀杏は姑が他界した後から実を付け始めました。
それでも、絶対に実がなると確信をもって言い放った姑に感服です。
あの日の喜々とした顔や声、中々実を付けないイチョウの木を見上げていた時の顔。
食べられるように処理できたら一番早く姑にお供えします。