オオハンゴンソウ

掲載日:2020.11.26

オオハンゴンソウ

この夏の事、日高地方の浦河からお客さまをお迎えしました。
初対面のご夫妻でしたがすっかり気が合って長話をしたことが、昨日の事のように思い出されています。

浦河と言えば、もう何年前の事かすっかり忘れているくらいですが、JRの窓から眺めた風景だけは未だに鮮明に思い起こすことが出来ます。

海岸線の風景や立派な軽種馬牧場、壮大な風景の中に線路に沿って黄色い花”オオハンゴンソウ”が大群になって咲いていた。
これもずっと昔の事「北の国から」というテレビドラマが大人気だったころ、ドラマの中で100万本のバラの花ならぬ黄色に咲き誇っているハンゴンソウを蛍の為に刈り取って正吉?がプロポーズにこぎつけるシーンがありました。

もう、殆どが忘れかけているドラマで、詳しくは書けませんが、その窓から真っすぐな人の心を演出していたドラマの中の人たちが重なって眺めていました。

そんな話のキッカケで、このオオハンゴンソウから採取した蜂蜜が浦河には有ると伺っていた。
とっても貴重な蜂蜜で我々には目にすることも無いものです。

和名「黄金草」というらしい。
少し癖がある味を聞いていたけど、気になる程でなく口の中で優しい甘さがひろがる。

この夏お会いしたご夫妻から思いがけずこの蜂蜜を頂いた。
箱を開けてびっくり唸るほど嬉しい贈り物。
今年もたくさんの方々とお会いして、たくさんお話もして、ご縁を頂いたことを有難く思った。
一年を振り返るのには、ちょっとだけ早いかも知れないけど、こんなご縁も頂けたのかと思う良い年であったように思う。