トラクターの音にも春が
掲載日:2021.04.15
中々、体の芯から暖かい春が来たと思うことが出来ない名ばかりの春の日が続いています。
待ちに待っている桜も、今月中にはこの北の島へも上陸するというニュースに喜々としているけど、一緒に穏やかな春の光も連れてきてほしい。
どこの農家も忙しげに畑を耕すトラクターが走り始めましたね。
次々と真っ黒い土が顔を出してくる農村の風景。春が、始まった!
ようやくこの季節になった。いつもいつも同じことを繰り返しながら生きているんだなぁと、それでも生き足りない気持ちで景色を眺めています。
花茶農園も先日、シルバーさんたちが来て下さってイチゴの苗の管理作業の1回目を終えました。
冬の間、覆われていたパオパオを外してイチゴの苗の枯れ葉を除去します。
広い畑の一株、一株、全てから傷んだ葉っぱを取り除く作業です。
奇麗に身繕いのできたイチゴの苗に再びパオパオをかぶせて5月の花の咲くころまで温かく保温します。
多分、5月の中旬前頃には白い花が一面に咲き誇り、先ずはイチゴの花見をしていただけるでしょう。
お待ちかねのイチゴ狩りは、花が咲いて一月後が目安です。
今、何もないこの畑が、大勢のお客さまに埋め尽くされて、どこからともなく賑やかな声や笑顔が風に乗ってくる日が、私にはすでに目に浮かんできます。(^^♪
先日のこと次男が、休みの日の恒例行事にしている魚釣りをして、春鰊をたくさん釣り上げてきました。
中々、魚釣りには出られない長男の羨ましそうな横目が注がれていたわ。
煮魚にしたり美味しい干物にしたり。
でもね。食べる事を楽しみに干したこの魚を、あっという間に野良猫ちゃんが持ち去ったのです。
残ったのは、1匹の干物だけ。ショック!
「お腹をすかせた野良ネコちゃんが食べたなら、良かったじゃない。」
事も無げに言い放った次男。
花茶の周りに時々顔を見せる、あの子?この子?
どの子のお腹を満たしたのか判らないけど、「ごちそうさま。」って鳴いてね。