雪根開き
掲載日:2022.03.21
お彼岸が来たというのに、たっぷりと雪が..いえ、雪山が高くそびえたっている花茶。
春が近いなんて騙されているような…時々雪が舞う。
渡り鳥の姿を見ては、春きたなぁ~と思ったりしてきたけどこのところ続いている寒さには、ため息しかつけない。
きっと、私も歳をとってきたので、ガマンという精神力も衰えてきたのだろう。
この冬、私の身辺で随分と病と闘っている友人知人の近況を知ることになった。
殆どが健康診断で見つかったというから、毎年受ける検診の大事さを改めて認識しています。
年齢的にも体に異変が起きても不思議でないし、むしろ病気を持ってないことが奇跡的なのかもしれないと思ったりも。
そんな病の噂が流れてくるだけでも、雪国の暮らしの中ではダメージ、ネガティブになってしまう私。
きっと、燦々と輝く太陽にしたで噂を聞いたら、きっと良くなるよ!ともっと楽観的な言葉を投げかけられる気がする。
歳を重ねるって気持ちまで弱くなるんだなぁ。
花茶の庭の桜の木やシラカバの根元は、根開きが始まっていた。
この深い雪の下から熱いエネルギーが、肉眼では見ることが出来ない春の力が沸き上がってきている。
我が家の庭の雪が融けている黒い土の中からも水仙の芽が顔を出していた( ^)o(^ )
ずーと、モノトーンだった私の心も少しずつ春色へと色彩を帯びてこようとしている。
若草色や黄・・・春の草花が彩り始めたら、きっと、みんな病を克服して元気な笑顔を見せてくれるだろう。
桜の便りも聞こえてくる今日この頃。
北の島にも早く、その春が来ますように。